JOURNAL

Cashmere in Layers
カシミヤは、暖かく、軽く、心地よい。私達がカシミヤを選ぶ理由は、着た瞬間からの着心地のよさと高揚感。そして「その素材で過ごす時間そのもの」を心地よくしてくれるからである。一度袖を通してから、自然と手に取る機会が増えたカシミヤセーター。何気ない日常の中に満足感を深く感じられ、すっかりカシミヤの虜となった。 モンゴルの広大な自然が育むカシミヤ糸を使用したセーターは、繊細でなめらかな肌触りと柔らかな風合いが特徴。素肌にも心地よいほどの上質な素材を生かすため、あえてミニマムに、それぞれ異なる魅力を持つデザインに落とし込んだ。カシミヤ山羊は、寒暖差の大きい厳しい環境で暮らしているため、寒い季節には、外側の粗い毛の内側に、細く柔らかな産毛(うぶげ)を蓄える。この産毛がカシミヤの原料となる。細かな繊維がつくる空気の層が、体温によって温められた空気を保ち、柔らかな繊維を編み重ねることで、保温性の高い糸に仕上げられる。カシミヤは一言でいうと、 "細く柔らかな繊維が抱え込む空気によって暖かさを生み出す素材" である。肌触りの良さを生む大きな理由は、繊維の細さと柔軟性である。肌に触れたとき、太く硬い繊維は皮膚を刺激し、チクチクとした感覚を生じさせることがある一方、細く柔らかなカシミヤ繊維は曲がりやすく、肌への刺激を感じにくい傾向がある。その結果、カシミヤ特有のなめらかで、ふんわりと包み込むような感触が生まれる。 カシミヤのお手入れは特別な手間は必要はなく、着用後、風通しの良い場所でしっかりと陰干しをし、湿気を逃がしてから保管をする。繊細な繊維は、たまに休ませることで心地よい風合いを保ちやすくなる。そして、シーズンの終わりにクリーニングで汚れを落としてから保管をする。その年に纏った一着をきちんと整え、次の季節まで大切にしまっておく。最後のひと手間も長く愛用する楽しみであり、次の冬、袖を通す日が待ち遠しくなる醍醐味といえる。 cashmere sweater with stall は、セーターとストール、それぞれが持つミニマルな佇まいが特徴。ストールの巻き方や纏い方によって首元にさまざまな表情が生まれ、シンプルな装いにさりげない変化をもたらす。それぞれ単体でも着用でき、組み合わせにとらわれず、幅広いスタイリングを楽しめる。cashmere turtle sweater は、首元まで包み込むデザイン。裾のリブを長めにすることで、自然な溜まりが生まれ、着こなしにさりげない表情を添える。余計な装飾を加えず、シルエットと素材そのものの美しさを引き立てることで、一枚での着用はもちろん、アウターのインナーとしても自然に馴染む一着。 カシミヤは使うほどに愛着が深まる素材でもある。良い素材とは、単に高い機能を備えた素材ではなく、その素材で過ごす時間そのものを豊かにしてくれるものであると、私たちは考える。カシミヤはそれを思い出させてくれる、かけがえのない自然の恵みである。    
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Light and Shadow
Photography by Benjamin MallekLa Défense Paris ENOF Fall Winter 2026 Collection のシーズンテーマ「Effortless Grace」から着想を得て、「心地よさと緊張感」という対比を、光と影で表現したキャンペーンシューティング。 光沢のあるレザーやベロア、柔らかなウールやカシミヤ。 異なる素材が持つ質感や表情を、光の当たり方や影のコントラストによって引き出した。 秋めいた日差しの中、街並みや建築、日常の風景に見られる光と影のコントラストを通して、素材やフォルムが持つ本来の美しさを映し出す。   Inspired by the Fall Winter 2026 season theme, “Effortless Grace,” this campaign explores the contrast between comfort and tension through light and shadow....
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In Celebration of This Moment ENOF
10年という時間は、決して特別な出来事だけで積み重なるものではなく、日々の選択や出会い、その一つひとつの積み重ねによって育まれてきました。日頃よりご愛顧いただいております皆さまのおかげで、l'oro株式会社は10周年という節目を迎えることができました。今日に至るまで支えてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。2026年4月。10周年を記念するイベントに向け、 LORO / 1117 / ENOF の3ブランドで打ち合わせをスタートしました。 最初に話し合ったのは、「どんなイベントにしたいか」ということ。そして何よりも、「これまで支えてくださった皆さまへ、どのように感謝の気持ちを届けられるだろうか」ということでした。ブランドごとの垣根を越えて何度も意見を交わし、一つひとつ丁寧に形にしていったイベントが "l'oro inc. 10th anniversary event" です。 "The Roll"繋がり続ける全ての出会いに、感謝の気持ちを込めてl'oro株式会社 10周年記念イベントのタイトル" The Roll "は、l'oroの名前の由来となった、「roll(循環)」から着想を得ました。10年間を支えてくださった皆さまとの出会いやつながりへの感謝、そして、人と人との巡り合わせが新たなつながりを生んでいくことへの願いが込められています。 ブランドに関わるすべての方との出会いとつながりに感謝し、これまで支えてくださった皆さまへ、そしてこれからも続く新たなつながりに、直接感謝の気持ちをお伝えできる場として企画しました。 また、今回のイベントでは、日本の夏の風物詩をテーマに、会場でお楽しみいただけるコンテンツや限定アイテムをご用意しております。一部ではございますが、ENOFで制作いたしましたアイテムをご紹介いたします。 ⸻ ENOF イベント限定アイテム DEAR "L" canvas※大阪店・青山店共に、数に限りがございますので予めご了承くださいませ ENOFのシグネチャーアイテム DEAR "L" をキャンバス素材に仕立て、イベント限定アイテムとしてご用意しました。キャンバス生地は、太い糸を平織りで高密度に織り上げた厚手生地で、丈夫ながら軽やかに持つことができ、使い込むほど風合いが増していきます。キャンバス地にレザーを組み合わせることで、日常に馴染みながらも品のある佇まいに仕上げました。中でも特にこだわったのが、sandカラー。何度も色味の調整を重ね、落ち着いた深みのある色合いに仕上げました。生地には撥水加工を施し、日々の暮らしの中でも気兼ねなくお使いいただける仕様にしております。 DEAR "L" canvas black / sand ¥49,500-material 本体 : cotton100% ショルダー...
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Fall Winter 2026 Collection
"Effortless Grace"本コレクションは、素材それぞれの多様な表情を重ね合わせて生まれる新たな要素を用いて、心地よさと緊張感が行き交う服を表現した。レザーやベロアから発する光沢感が、美しく端正な女性像を映し出し、ウールやカシミヤの静謐な温もりが、柔らかく身体を包み込む。気負わずに自然と整う「研ぎ澄まされた日常着」を提案する。 ace smock shirtウエストを絞ることで生まれる、美しいドレープと立体的なシルエットが魅力なスモックシャツ。気分やスタイリングに合わせてアレンジを楽しめるENOFを代表するアセテート素材の新たな魅力を引き出した一着。 wool ellipse topウール100%のジャージートップ。繊維長の長い糸を使用し、素肌にも心地よいなめらかな肌触りを実現。スリットの変化によってさまざまな表情を楽しめ、後身頃のボタンを留めることで、カシュクールのようなシルエットへの変化も。 wool scarf cardigan伸縮性のあるウール100%のリブジャージーには繊維長の長い糸を使用し、素肌にも心地よいなめらかな肌触りを実現。ケープのアレンジ次第で様々な表情に変化し、その日の気分や装いに寄り添う一着。 velour ribbon top / velour long skirt上品な光沢感とドレープ感が特徴なアセテート糸を用いたベロアジャージー。肌馴染みの良いしなやかな風合いと、ストレッチ性を備え、快適な着心地を実現した。 luster half jacketビスコースとコットンを交織したツイル生地は、美しいハリ感と上品な光沢を兼ね備え、無骨な印象を洗練された佇まいへと昇華している。構築的なハイカラーやウエストベルト、カフスのカッティングが印象的なシルエットを生み出し、ベルトの結び方や襟元のアレンジによって異なる表情を楽しめる。 cashmere sweater with stole / cashmere turtle sweater / cashmere knit shortsモンゴル産のカシミヤ糸を使用。素肌にも触れられるほどの繊細で上質な素材と、時代に左右されない普遍的な美しさが、ワードローブに永く寄り添う一着となる。wool tailored jacket / wool jumpsuit尾州で製織されたウール素材を使用し、仕立ての美しさを追求したテーラードジャケット。微量のポリウレタンをブレンドすることで、ほどよいストレッチ性とシワになりにくい特性を備え、着心地にも配慮した。メンズライクなテーラリングをベースにしながら、ショルダーラインや深めのVゾーンを調整することで、女性らしさを感じさせる美しいシルエットに仕上げた。ラペルを立てれば、よりマニッシュな着こなしも楽しめる。 wool jumpsuitウール素材を使用したマルチウェイレイヤードパンツ。随所に施された女性的な曲線のカッティングがオールインワンというワークウェアから抜け出たENOFらしさを演出。サイドに施されたストラップを肩にかけて、上見頃を脱いだ時にもニュアンス感のある洗練されたパンツとして着用することができる。...
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Grace in Motion
Art Direction by Arun GognaPhotography by Maurizio Annese "Grace in Motion"ENOF 2026年春夏コレクションは、「結ぶ」「巻く」といった手の所作から生まれるディテールに焦点を当てた。本キャンペーンはイタリアのミラノにて撮影。「揺らぎ」「たゆみ」「なびき」所作によって立ち上がる、ファブリック本来の美しさ。 それらをインスピレーションに、剥がれかけたポスター、滲んだグラフィティ、絡まるバリケードテープ。夕暮れの光が差し込むミラノの街角で、その一瞬一瞬を切り取った。 "Grace in Motion"For Spring/Summer 2026, ENOF focuses on details created by simple hand movements — tying and wrapping.The campaign was shot in Milan, Italy.Gentle movement — a...
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